血液型に恋愛傾向・性格特徴は関係ない?科学的根拠がないって本当?

血液型 恋愛 性格 関係ない 科学的根拠

今回は、これまでに紹介してきた血液型でわかる恋愛傾向や性格特徴が、実は科学的根拠が無く関係ない?!という意見を踏まえて詳しく追及していきます。

血液型で性格や恋愛の事を診断しようとするのは、日本をはじめとしたアジアの数か国だけなんだそうです。

となると、やっぱり「科学的根拠がない」「血液型と性格は関係ない」と声を上げる人がいる事にも納得ですよね。

ただ…それでもやめられない!気になる!となるのは、やっぱり日本人だからでしょうか^^

科学的根拠はないと言われても気になってしまう血液型診断の真相に迫ります!

日本は占いや血液型で恋愛や性格を診断するのが好きな人が多いですよね。
関係ないと言われても納得してしまう診断の理由もわかっちゃいますよ♪

目次

血液型で性格が決まる?それぞれの特徴と恋愛傾向は?

血液型 恋愛 性格 関係ない 科学的根拠

血液型占いや血液型診断は、日本ではかなりメジャーな診断方法になっていますよね。

  • B型は自由奔放で浮気性
  • O型は時間にルーズで大雑把
  • A型は神経質でメンタルが弱い
  • AB型は二重人格

といった感じで、4つの血液型毎に個性豊かな性格の特徴が現れる、と言われています。

しかし、実際のところはどうでしょうか?100%当てはまるという人は実は少ないかもしれません。

まずはここでもたくさんご紹介してきたそれぞれの血液型の特徴を簡単におさらいしていきましょう!

A型

  • 神経質
  • 几帳面
  • 潔癖症
  • サービス精神が豊富

恋愛面では奥手な人が多く、自分から告白するタイプではないです。

基本的に真面目なので、浮気の心配も少ないと言われています。

B型

  • マイペース
  • 変わり者
  • 自由人
  • ポジティブ

明るい性格のB型はカリスマ性も持ち合わせているので、男女共にモテる人が多いです。

飽き性なので浮気っぽいところもありますが、本命がいる間は一途だとされています。

O型

  • リーダータイプ
  • 大らか
  • 社交性が高い
  • 世話好き

優しい人当たりのO型ですが、恋愛に関しては猪突猛進型で一目惚れしやすいタイプでもあります。

かなり情熱的にアタックしますが、相手の嫌な面が見えると一気に気持ちが冷める事も。

AB型

  • 二重人格
  • わがまま
  • ミステリアス
  • ナルシスト

日本では一番割合が少ないAB型の性格は、謎な部分が多く、他の血液型の人を悩ませる事も多いです。

しかしミステリアスな雰囲気に惹かれる人も多く、A型とB型の二面性は魅力にあふれています。

血液型診断がトラブルの元に?!科学的根拠がない理由は?

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実は、血液型で性格がわかると思っているのは日本を含むアジアの少数の国だけだと言われています。

科学的根拠は無いと断言されていて、むしろ海外では自分の血液型を知らない人も多いんだそうです。

なぜ日本では血液型による性格・恋愛傾向の診断が定着しているのでしょうか?
問題になっている血液型占いの事や日本での血液型事情を詳しく解説します!

血液型と性格・恋愛傾向の関係性って?

どんな占いでも、不特定多数の人に当てはまる事を言われると「当たってる!」と思い込んでしまいます。

日本では昔から親しまれている血液型診断に関しては特に、『私は〇型だから~なんだ』という”刷り込み”があると言われているんです。

100%同じではないはずなのに、違うところがあっても「基本的にはこんな性格であってる」と決めつけてしまっているんだそうです。

心理学の世界では『バーナム効果』と呼ばれています。

バーナム効果を簡単に説明すると、誰にでも当てはまる性格の特徴などを言われ、さも自分だけに当てはまっていると勘違いしてしまう心理学の現象のことを指します。

別名フォアラー効果とも言ったりしますが、元々はアメリカの心理学者であるポール・ミールが興行師であるバーナムの「誰にでも当てはまる要点というものがある」という言葉に因んで名づけたのがバーナム効果です。

引用:心理資格ナビ

たくさんの項目をあげた中のいくつかが自分に当てはまっただけで「当たってる!」と誤解してしまう、という心理です。

これに加え、日本人は「〇型は~な性格」という”刷り込み”がありますから、脳が思い込んでしまって「そういう性格になってしまう」という一面もあります。

海外では血液型占いはしない?

実際に、外国では血液型を知らないという人も多いんです。

国によって1種類の血液型が大半を占めている国もありますし、日本とはまったく違う割合で4種類の血液型が混在している国も多いです。

A型が多い国ではもちろんA型同士の結婚・出産が多くなるので、子どももA型かO型になる確率が高くなりますし、結果的にA型とO型がほとんどという国もあります。

輸血をするときに初めて自分の血液型を知る人も多く、そういった意味でも血液型による診断や占いは日本ほど定着していない国がほとんどなんです。

新たなハラスメントが勃発?!

血液型で性格がわかる、という事に科学的根拠がないと言われている理由も明らかですし、ネット上でもそういった見解は多く見られます。

日本ではメジャーな血液型で性格を占う事も、実は『ブラッドタイプ・ハラスメント』と一部で呼ばれているという事をご存知でしょうか?

しかしこれはあくまでも、『特定の血液型の人間を、他の血液型の人間より不利に扱う』という事なので、

  • 血液型を聞かれた
  • 〇型と聞いて「だからか」と納得された

というだけでは当てはまらないと思います。

例えば、以前は履歴書に血液型を記入する項目があり、『B型という事が理由で落とされた』『O型の人だけ募集していると言われた』という話もありました。

科学的根拠がないのに性格や傾向が血液型で決めつけて、そんな判断が下される事はもちろん私も許される事ではないと思っています。

しかし、このように血液型を理由に就職や進学が不利になったり、決めつけられて嫌な思いをさせられるような時は別ですが、あくまでも娯楽の一つとして、楽しむ範囲なら問題ないです。

会話のキッカケや、他の占いと同じような感覚で見ていく事が大事ですね。
決めつけたりせず、そうなのかも!という感覚くらいがちょうど良く楽しめますよね♪

なぜ日本人は血液型で性格や恋愛傾向を診断したがる?

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血液型と性格が関係しているという説を唱えたのは、現在のお茶の水女子大学(旧東京女子高等師範学校)の教育学者・古川竹二教授でした。

古川教授は、『血液型と性格が関係ある』という研究論文と、「血液型と気質」という本を出版しています。

が、1933年の日本法医学会総会で否定されています。

その後、1971年には作家の能見正比古氏が「血液型でわかる相性」という本を出版し、これもまた間違いであったと指摘されています。

しかし、この本をキッカケに血液型と性格が関係しているという考えが広まったようです。

その後、1980年代に入りテレビや雑誌で特集が組まれると、マスコミも血液型と性格が関係しているという内容を頻繁に扱いだしたのでさらに定着しました。

科学的根拠があるという説も存在する?

血液型と性格が関係しているという科学的根拠がまったくないわけではありません。

東京医科歯科大学医学部名誉教授で、人間総合科学大学の藤田紘一郎教授の『血液型の科学』という本の中では、

  1. 血液型によって免疫力が異なる
  2. かかりやすい病気・かかりにくい病気がある
  3. 仕事の役割や生活スタイルが作られた

という事が、藤田氏の意見としてまとめられています。

血液型によってかかりやすい病気やかかりにくい病気があるというのは面白いですよね!
そう考えると、血液型ごとに性格に似ている傾向が強く出るのも納得できます♪

血液型ごとに違うかかりやす病気って?

日本人の血液型の割合は、A型:38%、B型:22%、O型:31%、AB型:9%となっています。

血液型と病気が関係あると前述しましたが、それはそれぞれの血液型が異なる『抗体』を持っているからだとされています。

具体的には、血液型ごとにかかりやすい病気というのはどんなものなのでしょうか。

A型がかかりやすい病気

4つの血液型の中でも、一番免疫力が低いと言われているA型は、

  • 胃潰瘍
  • 癌全般
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 自律神経失調症

と、ストレスに弱い事で心理面で無理をしてしまう傾向にあることがわかります。

普段から水分を口にしない人は特に、血栓ができやすく心筋梗塞や動脈硬化といったリスクが上がるので要注意!

まじめな人が多いと言われているA型ですが、オーバーワークにならないように気を付けてくださいね。

定期健診を受け、不安を取り除くことが大事ですし、「仕事だから」と心身共に疲れ切ってしまうとさらに病気になるリスクが上がります。

B型がかかりやすい病気

  • すい臓がん
  • 肺炎
  • 気管支炎

この3つが、B型がかかりやすい病気だと言われていますが、中でも特にすい臓がんの発生リスクは72%とかなりの割合を占めている事がハーバード大学医学部の研究で明らかにされています。

ポジティブなB型は、基本的にストレスに強いので癌になることは稀だと言われていますが、唯一すい臓癌だけには注意が必要です。

他にも、インフルエンザや結核菌など、ウイルス性の病気も悪化させる人が多いのですが、それは楽観的なB型が「ただの風邪」と思い込んでしまうからこその傾向のようです。

O型がかかりやすい病気

4つの血液型の中でも、一番免疫力が高く長生きする人が多いと言われています。

  • 十二指腸潰瘍
  • 自己免疫疾患
  • 糖尿病

生命力が強いO型は、癌や生活習慣病といった病気には強い傾向にあります。

逆に、免疫力が強く生命力にあふれているため、食事にも気を付けない傾向があり、食べすぎ・飲みすぎてしまうところが問題です。

そのため、糖尿病患者にはO型が多いと言われているのですが、一方でカッと爆発しやすい性格の持ち主なので脳内出血を起こす事も多いようです。

病気のためだけでなく、精神面のためにも怒りを溜め込まずコントロールすることが大事です。

AB型がかかりやすい病気

A型とB型の両方を持ち合わせているAB型は、両方の血液型がかかりやすい病気のすべてに注意が必要です。

  • 脳梗塞
  • 心因的な病気

と幅広い病気に注意が必要なAB型ですが、4つの血液型の中でも断トツで免疫力が弱いので感染症にかかりやすい傾向もあります。

不特定多数の人が大勢集まるような場所では常にマスクを着用するなど対策が必要です。

ミステリアスで気丈に振舞うAB型ですが、根はナイーブでガラスのような心の持ち主です。

そのため精神面で病んでしまう事も多く、心因性の病気にも特に注意してください。

まとめ

血液型 恋愛 性格 関係ない 科学的根拠

今回は、恋愛傾向や性格は血液型とは関係ない?!科学的根拠もない?!というテーマでお伝えしましたが、いかがでしたか?

4つの血液型にはそれぞれルーツがあって、統計で見ると大まかな性格の特徴や、恋愛に関しても様々な特徴があることはこれまでにもたくさんご紹介してきました。

しかし、実際には「科学的根拠は無い」という研究結果も多く発表されているんです。

それでも占いや〇〇診断が大好きな日本人が信じてしまう理由は、『刷り込み』も大きく影響している事も明らかになりました。

確かに、「〇型は~な性格」という思い込みは大きく関係しているのでしょうが…。

他の占いにも科学的根拠が無いのと同じように、血液型で占ったり診断することにロマンを感じてしまいますよね。

好きな人との相性や、自分にはどんな恋愛傾向があるのかを診断することは悪い事ではありません。

ただし、血液型で他人の事を決めつけて傷つける事がないように、注意したいですね。

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